夏と言えば海!

海、岩場や砂浜、太陽燦々、跳ね返りもきついぜ

 

 

 

そんな時期いつも思い出す夏がある

 

 

 

 

同級生が飛び降りて死んだ

 

前日、笑顔でコーラを奢ってくれた地元の先輩も、海で死んだ

 

同じ車両で通学してた顔をしってるだけな、学校の先輩は交通事故だったらしい

 

悪友とばかり遊んで定職にもつかない仲の良かった奴は、親が見かねて住み込みで他所へ行くことに、不良の集団は泣きながら船を見送った

 

 

 

 

なんだかいろいろあった夏の終わりだったが、その日も朝から海辺で釣りをしてた

海水浴場の隣にある防波堤にバイクを止めて、ビーサンでぺたぺた歩いてすぐだ

フレのSくんと一緒だったが、特になに話すでもなく、釣ったりぼーっとしたり

 

 

 

特に釣りが好きと言うこともない

金のない17歳の遊び場だった

 

糸を垂らしてぼーっと海を眺めてる、逆に釣れたりすると面倒だw

 

 

と、船が近づいてくる

 

なんかこっち向かってきてるぞ?とSが言ってる、、、、、地元が海に近いのもあり、船を持ってる友人も中に入るが見たことのない船だ

 

 

 

船の上には懐かしい?顔が、、満面の笑みでこっちに来る・・・

商船高校とか?全寮制で1年前に別れた友人だった、言うには、船の免許取れたから辞めて戻ったらしいwww

 親父の釣り船に乗ってきたのだ

 

 

 

他にも数名、乗っていたがよく見る顔ぶれだった、同級生数名と後輩少々、キャンプに行くので誘いに来たらしい

 

 

なんの準備もしていない俺とSは、ハイテンションな4,5人に押し切られ、船上に拉致られた、「風呂あるのか?」

  「だいじょうぶ、こいつがなんとかする」と後輩に目配せしたが、怪訝な表情w

・・・どうやら後輩も乗り気ではないらしい

 

 

 

 

「まぁ、どこでもいいんで島行こ!」誰かが言ったが

・・・・・お前ら無計画かよっ

 

 

 

 

なぁこの船3,4人乗りってあるけど、、、、完全に6人以上は乗ってたな

「気にすんな、スムーズに走ってる」

・・・・・いあいあいあいあwそういう問題かっ

 

 

 

 

まぁしっかり踏ん張ってないといけないほど、すんごいスピードで走ってるわけだが、どう見ても遠くに見えるフェリーとだんだん近づいてる

「まぁ、いけるっしょ」船長も言うし

フェリーの前を横切れる!!!!と誰もが思ってたw

 

 

 

 

 

 

あれだ・・・・でっかいフェリーってどこか悠然と見えるのな

しかし早いwwwwwwwwww

「やばいっ無理wwwwwwwww」

全然フェリーのが早くて、こっちもすんごい顔で舵切ってたが、全然離れることもできず、警笛鳴らされてたなwww

 

 

結果、すんごい横波食らうことに・・・・

 

 

 

 

まぁ前から思ってはいたが船舶免許持ってる奴は、賢いほうじゃなかったな・・・

あわや転覆、くらいの大揺れw まぁみんな、平然を装っていたが、笑ってる顔が引きつってたなwwwwwww

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで無事、島に着いた

 

 

 

着いたはいいが砂浜からの上陸だ、海水浴の人たちの注目の的だぞ・・・・

そういえば派手好きなやつだった

 

 

 

 

なんかいろいろ荷物を下ろしてるがテント以外なんもないな、そう思いつつ手伝い終わりじゃあ俺とSは釣りの続きで晩飯釣ってくる

 

そう言い残し船長と俺とSの3人で、船釣りだ

なんだ船長根回しよく、もういけすに結構魚いるじゃんと思いつつ、気楽な釣りを楽しむこと数時間、

 

なんか残してきたやつ大丈夫かなと、不安と期待w

 

 

 

案の定

戻ってみると!喫茶店の息子が家から持ってきた焼肉!はあるが鉄板がないw

ボトルのウィスキーやらビールはあるがコップがない

白い飯欲しいやつはいるが米もない

魚どうすんだwwwwwww

 

 

 

なんか慣れない火起こしして、テント貼ってる間に、もう真っ暗なんですが・・・

俺ら釣りしてたのにお前ら何してたんだと文句を言いつつも、仕方ないので全員で調達に・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集合してみると

おれは鉄板を隣のキャンプから借りてきた、使用済みなので洗ったぞ

おお、コップどうしたんだ、店の裏にあった・・・お前それ・・・

        まぁ追及しないでおこう・・・

米!もらったの??いやなんか1週間の予定で来てる高校の後輩がいて。。

   えええええええwそいつらあと困るんじゃ・・・

   だから誘ってきたw飯盒とか使えないしな!

   どおりで3人ほど増えてると・・・

なんかスイカに野菜いっぱいあるぞ・・・近くに成ってた  ぅおいっw

なんか焚火の木まで立派な角材が・・・まじで落ちてたのかぁ・・・

バイク横づけなんだが・・・・借りてきた・・・・・・・・

 

なんか近くまで警察来てるし、、

 

 

もう俺ら終わっとるぞww

 

 

 

一緒に行った地元の同級生と後輩、島で出会った、ただ高校が一緒というだけの後輩

 騒いで飲んで、

   すいか割りに、

    後輩が走り回らせるだけの野球、ボールが海に行くと泳いで取りに・・

 

     飲んでも飲んでも減らないビール、肉こんなに誰食うんだ!

                         全部焼いてみた・・・

       焚火で赤黒い顔が、全員笑ってる

    あれ!おれの下駄ない!

        もうただの炭 あーおれ革ジャン買ったばかり;

後輩寝てたら、口に砂入れられたと海に走っていき

「〇〇のバカやろう!!」叫ぶ        まるで映画のワンシーン

      焚き木無いのでテント燃やそうとするやつ

          やめろ体に悪い煙出てるぞ

           焚火も消えかかったころ、なぜか数人はオンオン泣いてる、、

   

  もうわけわからん・・・

 

 

 

テントはあるが危険を察し誰も寝てない

 

なんか空が白んできたぞ

暗黙の了解で日が昇る前に片付けた

 

 

 

 

 

太陽が見えた頃には船で島を発っていた、そう、逃げるように・・(つд⊂)

 

 

 

 

 

夏の朝は心地いい

もう時効だな・・・うん

嫌なことも いっぱいあったけど、飛びぬけて楽しいこともあった気がする

焚火で嫌なこと全部燃やしてきたのかもね

 

 

Lさんに初めて話した夏の思い出

M「ずっと笑ってるがそんなおもろいか?」

 


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